(1)業務概要
使用されている橋梁が著しく老朽化している場合、費用経費を削減するために、橋梁の
補修・補強設計が発注される。
以下に1例として高山橋の補修・補強設計の手順を示す。
(2)調査
1)地覆が壊れてガードレールがないため危険である。
2) 主桁には広範囲に剥離や鉄筋露出が見られる。

(3)設計
1)主桁…T-14荷重で計算を行い補強する。
2)床版…計算により上面と下面を補強する。
3)地覆…ガードレール設置幅として40cmに広げ配筋する。
〈施行前〉 〈施工後)
(4)補修・補強設計で心がけたこと
1) 現橋梁の設計・施工年次を調べ、当時の基準等に従って施工当時の設計を想定する。
2) 現在の基準に照らし計算し、補強設計を行う。
3) 補修・補強設計の範囲内で、できるだけ使い勝手の良いものとなるよう心がけた。